三重県商工会議所連合会  平成19年度  若者と中小企業とのネットワーク構築事業
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◆企業ヒアリング調査結果(第3回)平成19年3月13日

調査の概要

(1)調査の目的

 インターンシップを実施した企業が、インターンシップをどう感じたのか満足度や問題点などを把握するとともに、平成19年度の募集状況、充足度、求人における情報発信方法などを調査し、次年度以降の事業にフィードバックするため取りまとめた。

(2)調査方法

◆調査対象
桑名・鈴亀・津・松阪・伊賀地域のインターンシップ受入企業
◆調査方法
コーディネータ補助者が企業を訪問して、ヒアリングによる調査を実施。
一部は、調査票を配布、ファクシミリによる回収。
◆調査期間
平成19年12月〜20年2月
◆調査数
153件
<調査数内訳>調査数内訳表

(3)回答企業属性

◆業種 ◆従業員数

調査の結果

(1)インターンシップ受入高校・受入人数と実施内容

◆受入高校

 調査対象企業のインターンシップ受入れ高校は以下の通りで、それぞれ地域の高校から生徒を受入れているが、その他には四日市市内の高校などがあがっており学校所在地域に限らずの受入れもある。1企業で複数の高校からインターンシップを受入れている企業もある。
受入高校一覧

◆受入人数

 インターンシップの受入人数は、「2人」とする企業の割合が31.4%と最も高く、次いで「1人(26.1%)」、「3人(22.9%)」となっている。
受入人数一覧

◆受入期間

 インターンシップの受入期間は、「3日間」とする企業の割合が64.1%と最も高く、次いで「4・5日間(20.9%)」である。「6日間以上」も7.8%あり、15日や23日、中には、半年間などの長期間受入れている企業もあった。
受入期間一覧

◆実施内容

 一連の業務の見学、作業補助、接客など実施内容は各社によって異なっている。
 「工場実習体験を通じて、社会人としての基本的なマナーを学んでもらう」、「接客販売業務を通して、勤労観、職業観の育成と幅広い視点を身に付け、将来に活かせるよう実施する」など、教育的観点をよく考えている企業もあった。

(2) インターンシップ受入れの効果

 インターンシップ受入れの効果は、「地域に貢献できた」が37.3%、「自社に興味をもってもらえた」が36.6%と回答割合が高くなっている。次いで、「指導担当の勉強になった(30.7%)」、「高校との連携が強化できた(26.8%)」などとなっている。
 その他としては、「職種に興味を示してもらえた」、「子供たち(保育園児)にとって、家族や保育士とは異なる年齢である高校生と触れ合うことができてよかった」などの意見があった。
受入れの効果グラフ

(3) インターンシップ受入れの満足度

 約6割の企業が「まあ満足している(60.1%)」と回答しており、「とても満足している(17.0%)」とあわせて、満足している企業は77.1%であった。「満足していない」は0.7%であったが、「どちらとも言えない」が19.6%あった。
 満足している理由としては、前問のような項目の効果が得られたという記述の他、「高校生の思い・考えが少し分かった」、「若者の意識が分かり、今後の対応の参考となった」、「今時の高校生気質に直接触れることができよかった」など、若者の意識を知ることができたという理由であった。また、「受入れた生徒が3年生になった時、本人が希望し就職してきてくれた」という企業もあった。
 どちらとも言えない理由としては、「3日間では少なすぎる」や「裏方的な仕事ばかりをしてもらうことになることが申し訳なく思う」など受入れ期間や内容に関する記述の他、「弊社への就職に興味のある生徒に来てもらえれば企業側もメリットを感じやすいと思う」、「結果として来年度の求人にどのような変化があるのかわからない」など求人に関する記述があった。
満足度グラフ

(4) インターンシップ受入れの問題点

 「特に問題はなかった」との回答が62.1%と最も多くなっている。
 問題点としては、「十分に指導が行えなかった(18.3%)」、「生徒の事前学習(業務知識)が不十分であった(9.8%)」などとなっている。「業務に支障があった(3.3%)」との回答は、従業員30人以下の小規模な企業の回答であった。
 その他は、「考えていた以上に手間がかかる」ということや、現場作業の研修時に帰りが遅くなった」、「生徒の期待する業務と当社の実施した業務にズレがあった」、「個人情報の取り扱いから、実務を行ってもらうことができない」などの意見があった。
受入れの問題点グラフ
【従業員規模別受入れの問題点】
受入れの効果(従業員別)グラフ

(5) 19年度の募集・採用充足状況(10月1日現在の状況)

◆募集職種・募集人数

 募集職種は、企業によって異なる。
 19年度に募集を行った企業は、回答企業153社のうち82社で、53.6%となっている。
 募集している企業のうち、募集人数は11人以上が29.3%と最も高くなっている。次いで2人が22.0%、1人が15.9%となっている。
 また、募集人数に占める高校生の割合は、募集はすべて高校生という企業が32.9%、5割以上10割未満が26.8%となっており、約6割の企業が高校生を中心に募集している。
受入れの問題点グラフ
【募集人数に占める高校生の割合】
受入れの効果(従業員別)グラフ

◆採用充足状況

 募集人員に対する充足率が100%以上の企業は41.5%となっている。75%以上100%未満が14.6%、50%以上75%未満が13.4%となっている。
 一方で、10月1日現在の状況ではあるが、0%の企業も12.2%あった。
 従業員規模別には、51人〜99人の規模の企業で充足率50%未満の企業の割合が高い。
 地域別には、伊賀地域で充足率100%以上の企業の割合が高く、桑名、津・松阪地域で50%未満の企業の割合がやや高い。
採用充足状況グラフ
【企業規模別充足状況(不明を除く3区分)】
採用充足状況グラフ
【地域別充足状況(不明を除く3区分)】
採用充足状況グラフ

(6) 求人活動における情報発信について

◆求人方法

 求人方法は、「ハローワークに求人票を出して募集している」が64.1%と最も高くなっている。次いで「自社のホームページで募集している(40.5%)」、「専門学校・短大・大学に求人票を出している(34.6%)」、「高校に求人票を出している(32.0%)」、「合同企業説明会で募集している(31.4%)」などとなっている。
 その他は、「知人を通して」や「コネクション」、「本社に任せる」などであった。
 19年度の充足度別に求人方法を見てみると、50%未満の企業では「ハローワークに求人票を出して募集している」が中心となっており、50%以上100%未満の企業は、様々な方法に比較的高い割合で取り組んでいる。
受入方法一覧
【充足度別求人方法】
採用充足状況グラフ
【地域別別充足状況(不明を除く3区分)】
 会社案内やホームページ、求人票などに記載・アピールしている内容は、基本となる「事業内容」は97.7%とほぼすべての企業で記載がある。次いで、「会社のビジョン・将来性(66.4%)」や「福利厚生(60.3%)」などが記載があるとの割合が高くなっている。
 その他は、「環境への取り組み」や「ISO取得」などの他、「動画による会社案内」を掲載しているという企業もあった。また、「ホームページや求人票では表現しにくいので、随時会社訪問していただき事前面談でPRしている」という企業もある。
採用充足状況グラフ
19年度の充足率別にみると、ほとんどの項目において、50%以上100%未満の企業で、記載ありの割合が高く、前問の求人方法の傾向と同様に、これらの企業では熱心に自社のPRをして求人活動をしていることがわかる。

【採用充足度別記載割合】
会社のビジョン・将来性 事業内容
業績 社長の思い
社風 仕事の面白さ・やりがい
入社後のスキルアッププラン 先輩社員からのメッセージ
福利厚生 トピックス的なこと

(7) インターンシップ事業、本事業への意見

 【インターンシップや本事業について(肯定的意見)】
  • 興味のある人なら年中いつでも来ていただけます。
  • 今後、その他の高校でも参加できる様になったらいいと思う。
  • このまま続けて行きたいです。
  • 学生さんにとり職場体験は色々な面で勉強になったのでは。
  • インターンシップは、本人たちにとっても良いことだと思います。
  • なかなかお互いに交流する機会がないので良い試みだと思います。
  • インターンシップ事業への参画校が増え、就業意識の向上や、入社時のミスマッチを減らすことが出来るよう、企業としても協力していきたいと考えています。
  • 多くの企業が参加される事を望みます。
 【インターンシップや本事業への要望】
  • 現状5日間というのは短すぎる。もう少し長い期間の受入れが出来ればと思います。
  • 1〜3日ではお客扱いになってしまうので少なくとも1ヶ月ぐらいの期間を設けてはどうか
  • 学校の都合もあると思いますが、3日間では伝えきることができないので期間及び時期について再検討して欲しい。
  • 各高校別の実施計画書(年間)があればいただきたい。
  • いい事業なのでもっとやってもらってもいいと思います。ただ、受入れる側の企業のスケジュールの調整が必要だと思います。
  • 体験してくれた高校生の感想と今後の思いを聞かせてほしい。また、体験したことが卒業後や職業の選択等にどのような効果が出ているのか等聞かせて欲しいと思います。
  • 希望職種と割り当て職種のギャップに目を向けて受入れ先を決める。
 【若者について】
  • 現在の高校生は声が小さく挨拶や返事が聞こえにくい。作業が終わっても指示がない限りぼーっとたっているだけで自ら尋ねることはない。
  • 若者は就職に関してどう考えているか。
  • 高校生が社会人とのコミュニケーションを図ることは大変難しいと思う。事業所に対して興味を持ち質問などを用意して、大人との接点を多く体験できるような工夫が必要と思われる。
 【求人について】
  • 市内の高校を集め、合同説明会を商工会議所が先頭に立って行って欲しい。
  • 若者の地元就職への意識が薄れる中で合同就職セミナーだけでなく、地元に特化して学生と交流が深められる場を作っていただきたい。

昨年度のアンケート調査との比較



 昨年度から事業を継続している桑名・津・松阪地域の企業において、インターンシップ受入れの満足度を比較した。
 「どちらとも言えない」との回答が半減し、「とても満足している」、「まあ満足している」とも回答割合が上昇している。回答企業は完全には一致していないが大半は継続して受入れを行っている企業であるため、企業がインターンシップの受入れに慣れ、効果を感じることができるようになっていることが伺える。

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