三重県商工会議所連合会 平成18年度 若者と中小企業とのネットワーク構築事業
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◆企業ヒアリング調査結果(第3回)平成19年3月9日

調査の概要

調査の目的

 インターンシップを実施した企業が、インターンシップをどう感じたのか満足度や問題点などを把握し、また、平成18 年度の募集状況、充足度、求人における情報発信方法なども調査。次年度以降の事業にフィードバックするため取りまとめた。

調査方法

◆調査対象 桑名・津・松阪地域のインターンシップ受入企業

◆調査方法 コーディネータ補助者が企業を訪問して、ヒアリングによる調査を実施。 一部は、調査票を配布、ファクシミリによる回収

◆調査時期 平成18 年12 月〜19 年2月

◆調査数 104 件

  調査数内訳

調査の結果

1.インターンシップ受入高校・受入人数と実施内容

(1)受入高校

 1企業で、複数の学校からインターンシップを受入れている企業もあり、学校間の調整をする機関が必要である。また、基本的には地域に所在する高校の生徒を受け入れているが、松阪地域の企業では、津市にある久居農林高校の生徒の受け入れを行っている企業もある。

(2)受入人数

 インターンシップの受入人数は、「2人」とする企業の割合が最も高く40.4%、次いで「3人(26.9%)」、「1人(18.3%)」となっている。 地域別にみると、桑名地域では、「2人」に次いで「3人」が高い割合を占め、津・松阪地域では「2人」に次いで「1人」が高い割合を占める。



(3)実施内容

 実施内容は各企業によって異なる。
 桑名地域では詳しい記載があり、「造型→成型→加工→完成品の一連の流れ」、「加工の一貫した作業習得」、「工場内での各工程の作業」、「旋盤・スライス盤を中心に技能検定2級レベルの技能習得」、「技能検定3級程度の設計及びCAD入力」など、複数の作業の体験、生徒のレベルに合わせてのプログラムなど、詳細に設定している企業もある。

2.インターンシップ受入れの効果

 インターンシップを受け入れた効果として、「地域に貢献できた」とする企業の割合が最も高く53.8%と半数以上の企業が回答している。次いで、「指導担当者の勉強になった(33.7%)」、「自社に興味をもってもらえた(24.0%)」、「職場が活気づいた(20.2%)」など企業内でのメリットが挙がっている。 その他の記述は、「新しい視点ができた」、「職種のピーアールができた」であった。 地域別にみると、桑名地域では「地域に貢献できた(65.7%)」が、津地域では「自社に興味をもってもらえた(47.6%)」、松阪地域では「職場が活気づいた(46.2%)」が、他地域に比べて回答割合が高い。




3.インターンシップ受入れの満足度

 約半数の企業が「まあ満足している(48.1%)」と回答しており、「とても満足している(9.6%)」 とあわせて、「満足」とする企業は57.7%であった。「今後は遠慮したい」とする企業はなかったもの の、「どちらとも言えない」が38.5%ある。 地域別には、桑名地域では「とても満足している(9.1%)」と「まあ満足している(42.2%)」を あわせた「満足」の割合が51.5%と他地域と比べて低い。松阪地域では、「とても満足している」が 30.8%と他地域と比べ高い割合を占め、「まあ満足している(53.8%)」とあわせて、「満足」の割合 が8割を超える。 しかし、ヒアリング内容などから考えると、「満足」とみる基準は地域ごとに差があり、津・松阪 地域では、インターンシップを受け入れることができて「満足」しており、桑名地域では、インター ンシップを受け入れるのは当然で、十分な指導ができなかったため「あまり満足できるものではない」 という回答となった傾向がうかがえる。

4.インターンシップ受入れの問題点

 「特になし」とする企業が最も多い。これは「その他」の記述にあったものを抽出したものであり「特になし」のカテゴリーを設定していなかったので、特に問題はなかったという企業が実際にはもう少し多いものと考えられる。  その他の記述は、「専門的な業種なのでその方面を勉強しておいてほしかった」、「業種の専門的な簿記についても理解していた方がよい」等生徒に専門的な事前学習を求めるもの、「実習のアドバイスができないことがあった」、「挨拶を含めたコミュニケーションについて指導不足に終った」等企業側の指導不足を反省するもの、「研修に相応しい部署がない」、「3日間では少ない」などであった。  「考えていた以上に手間がかかった」との回答は、桑名地域で高く、学科別でみると、普通科を受け入れた企業での回答割合が高い。







5.18年度の募集・採用充足状況

(1)募集職種・募集人数

 募集職種は、企業によって異なる。
 18年度に募集を行った企業は、回答企業104 社のうち59 社と56.7%であった。
 募集している企業のうち、募集人数は「2人」との回答割合が最も高く30.5%を占める。次いで、「5〜9人(20.3%)」、「10 人以上(18.6%)」との回答割合が高い。
 地域別には、桑名地域では、「2人」に次いで「1人」の割合が高くなっている。




(2)採用充足状況

 募集人員に対する充足率は、100%以上とする割合が最も高いが、その割合は37.3%と4割に満たない。75%以上でみると55.9%、50%以上でみると76.2%である。
 0%という企業も15.3%あり、いずれも募集人員3人以下の企業である。
 地域別には、募集人数の規模が小さかった桑名地域で、0%の割合が比較的高く22.2%となっている。一方で、100%以上とする企業も44.4%と高い。







6.求人活動における情報発信について

(1)求人方法

 求人方法は、「ハローワークや高校への求人票を出している」が最も多く70.2%となっている。次いで、「リクナビなど採用公告会社のページで募集を行っている(34.6%)」、「自社のホームページで募集を行っている(29.8%)」、「合同企業説明会に参加している(27.9%)」となっており、募集対象によりツールを使い分けている。  その他は、「求人広告の折込み」、「専門高校への求人」などであった。 地域別には、桑名、松阪地域では「ハローワークや高校への求人票」との回答割合が高く、相対的に他の方法への取り組み 割合は低い。津地域でも「ハローワークや高校へ求人票」との回答割合が最も高いが、「採用公告会社のページ」、「自社のホームページ」、「合同企業説明会」など複数の方法に高い割合で取り組んでいる。







 18年度の充足率別にみると、50%未満の企業では、「ハローワークや高校へ求人票を出している」以外の方法への取り組み割合が低くなっている。充足率50%以上100%未満の企業では、ハローワークや高校への求人だけでなく、多様な方法で取り組み割合が比較的高い。
 100%以上の企業では、「ハローワークや高校へ求人を出している」割合は6割程度となっている。


(2)会社案内やホームページを作成している場合、または求人票で、アピールしている点

 会社案内やホームページ、求人票などで記載している求人に関する情報は、基本となる「事業内容」は100%記載としている。次いで、「会社のビジョン・将来性(66.2%)」や「福利厚生(66.2%)」を記載している割合は高い。  一方、記載割合が低いのは、「入社後のスキルアッププラン(25.4%)」や「先輩社員からのメッセージ(26.8%)」などである。  その他アピールしている点として挙がっているのは、「自社製品、自社が手がけた案件」や「環境への取り組み」などがある。そして、ホームページや求人票などではうまく魅力を表現できないので説明会への参加や会社訪問を促しているなどの工夫もあった。


18年度の充足率別にみると、ほとんどの項目において、充足率50%以上100%未満の企業で記載割合が高い。




7.インターンシップ事業、本事業への意見

【インターンシップについて】

・高校生の新鮮さ・純粋さを感じ刺激になりました。
・インターンシップを受け入れる高校が商業高校であるため、製造現場のインターンが出来ない。
・指導担当や若手社員の刺激になるので、今後、研修期間をもう少し長くして頂くなど拡大を期待しています。
・今回初めて高校生を受け入れさせて頂きました。てきぱきと仕事をこなして頂き、やる気のある方は参加することにより、大変貴重な時間を過されることになると思います。参加して頂く以上は、3日間を通して頑張って頂きたいと思います。

【本事業について】

・良い事業なので企業へのPR活動に重点をおいてほしい。
・景気が回復傾向にあり、求人倍率も高くなってきたこともあり、若者と企業との関係を密にするためにも、様々な活動をお願いしたいと考えております。
・近年学校と企業の垣根がなくなってきた事は良い事ですが、社会と企業・学校・家庭との連携が構築できる方策が必要と考えます。
・スタッフの入れ替わりが激しいので、若い人材を探す為にも積極的に協力及び参加したいと思います。
・今後も育成や人間成長に貢献していきます。
・若い人を育てる義務は地域社会として必要な事と思います。就職状況が良くなってきましたが、地元企業の良さ、大切さを感じて頂ける事が出来るものと、この事業を通じて期待します。
・地域社会の活性化、若者の育成の為、今後も協力していきたいと考えております。

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